2023年6月現在
Gmail については、返信先のアドレスが、送信元のドメインと異なると、「550 5.7.1 header are not accepted.」として、配送されずにエラーメールが返ってくる。
表題とは少し異なるがレンタルサーバから悲鳴も上がっている。
https://help.sakura.ad.jp/notification/440-2/
https://www.value-domain.com/information/detail/?no=20230607-2
- SPF が正しく記載できていること
- 逆引き できること
- DKIM が記述されていること (これがクリアできてると「重要」のフォルダに入る?)
- 送信元のドメインと、送信者、返信先のドメインが同じこと
ということで、サイトの「お問い合わせ」メールフォームのプログラムについて改修する。
フォームメールのプログラム改造
- 閲覧者がサイトのメールフォームを利用
問い合わせに返信してもらえるように、メールアドレスを記入して送信 - サイト運営者にメールとして問い合わせが届く
このとき通常は、相手のメールアドレスが返信先になっている。
この状況が、Gmailは「よろしくない」としてエラーとして処理するようになった。
受信側が Gmailと無関係であればエラーは出ないが、受信側が Gmail そのものだったり、転送に Gmailがあるとエラーメールが返ってくる。 - フォームメールのプログラムを改造
サイト運営者に届く際のメールアドレスをサイトのドメインと同じものにした。
問い合わせの担当者は「返信」という操作はできなくなる。 - 実装してみて
・Gmail できれいに受信できた。
・メールアドレスを入力させないフォームで、迷惑メールとして受信していたメールが、
「重要」フォルダに入る厚遇を受けた。(SPF、逆引き、DKIM対応のメールアドレス。)
・サイト運営者に届くメールも今までより早く着信している気がする。
Gmail 側の対策
独自ドメインのメールは、知る限り多くの場面で「迷惑メールフォルダ」に入ってしまう。
- Gmail アプリで、「迷惑メールではない」というボタンを押す。
学習させていかないといけない。
2023.06.16追記、アプリで迷惑メールフォルダへいけない。ChromeでログインしてGmailを使う。 - ブラウザでGoogleにログイン、Gmail で「迷惑メールフォルダ」をチェックする。
- Gmail をメールアプリのPOP3で利用している場合は、IMAPにして「迷惑メールフォルダ」へアクセスしやすくする。
つい最近までは使っていたのだけれども、Gmail を有料で使う Google Work Space についてはどうなっているかは不明です。