ローカルが php8.0.13 であることが原因なのか、レンタルサーバーで公開しているサイトの様子が少し違う。
そこで、ローカルの php8.0 を最新にしてみることにする。
1)アプリのダウンロード
php8.0.25 を使う
https://www.apachefriends.org/jp/download.html
2)バックアップ
45個のデータベースを一括でエクスポート。
ユーザーをエクスポート、表示されたテキストを拡張子.sqlのファイルに。「user.sql」
- 複数ユーザのエクスポート、インポート 18K「user.sql」
- 複数データベースのエクスポート、インポート 約170M「localhost.sql」
3)既存のXAMPPをアンインストール
XAMPP uninstall アプリを使う。アプリフォルダー「XAMPP」に同梱されている。
フォルダーやファイルが残る
XAMPP uninstall アプリが削除しなかったのは、
htdocs だけ残す。
4)新しい XAMPP をインストール
“xampp-osx-8.0.25-0-installer”は、開発元を検証できないため開けません。
システム環境設定>セキュリティとプライバシー>タブ:一般 にて操作
XAMPP Developer Files
Build files for development: include, man, docs and share folders.
これはチェックを外してインストールしない。
エラーなどなく、インストールできた。
5)設定
- phpmyadmin より ユーザ:root にパスワード設定
- config.inc.php の設定をいじる
- config.inc.php に自分のアクセス権をファインダーから与える
$cfg[‘Servers’][$i][‘AllowNoPassword’] = true;
↓
$cfg[‘Servers’][$i][‘AllowNoPassword’] = false;
$cfg[‘Servers’][$i][‘auth_type’] = ‘config’;
↓
$cfg[‘Servers’][$i][‘auth_type’] = ‘cookie’; - ユーザをインポート
- データベースをインポート
タイムアウトしてしまうので
「php.ini」でアップロード容量を増やす
max_execution_time 360
upload_max_filesize 256M
post_max_size 468M
memory_limit 512M
「config.inc.php」タイムアウトに関係する時間を増やす。
「my.cnf」タイムアウトに関係する時間を増やす。
XAMPP を再起動しても5分くらいで止まってしまう。
インポート時の「PHP タイムアウト制限に近づいたことをスクリプトが検出した場合にインポートを中断できるようにします。 」を止める。
データベース「pma」でエラーが起こる。「localhost.sql」から「pma」など失敗するデータベースのブロックをテキストエディタで削除する。
6.FTP アクセス権
ユーザ:daemon
パスワード:xampp
cd /Applications/XAMPP/xamppfiles/
sudo chown -R daemon:daemon htdocs
php 8.0.25 にできて、今までのローカルサイトのワードプレスも閲覧、作業できるようになった。
7.メモ
古い XAMPP の「htdocs」データは残しても問題ない。
データベースは残すことができるけれど、データベースユーザは残せない。
データベースユーザをインポートして、古いデータベースを使おうとすると、ワードプレスの初期設定画面から始まってしまった。何か簡単な方法があったかもしれない。
一括で複数のデータベース(今回は45個)をインポートしようとすると、容量、時間、既存データベースと衝突すなど、越えなければいけないハードルが複数出てきた。
アクセス解析やログを保存しているテーブルを空にしてみたけど60メガぐらいしか減らせなかった。
編集アプリからアクセスできて、ウェブサーバのデータとして閲覧もできて、phpのバージョンを簡単に変えられる環境が必要だ。